「簿記力コアトレーニング」Day15~21 1周目

  • Day15現金預金の決算手続

現預金になるもの・・・通貨、他人振出小切手、配当金領収書、期限到来済公社債利札

ならないもの・・・先日付小切手(受取手形)、自己振出小切手(当座預金)

自社と銀行の調整表(加減算)を作成し、残高の一致を導き回答

  • Day16手形の会計処理

特になし

  • Day17貸倒見積高の算定

キャッシュフロー見積法・・・債権の元本の回収および利息の受け取りにかかるキャッシュフローを合理的に見積もることができる債権に用いられる。元本回収および利息受け取りが見込まれる時点から当期末までの期間にわたって、元本の回収額および利息の受取額を当初の約定利子率で割り引いた金額と債権の帳簿価格の差額を貸倒見積高とする。

なんか小難しい。ので分かりやすい説明を探してみた

「キャッシュ・フロー見積法」|経理用語解説 | 会計業務の小ネタ

「利率を下げたことで減少した将来の回収見込額を本来の利率で回収するなら今いくらの元本が必要か」を計算し、貸し付けている元本との差額を貸倒引当金にするというのがキャッシュ・フロー見積法

 まず、利率を下げたのでその分を貸倒引当として見込んでおく。

相手が潰れてなければ、翌年度以降の見積高と引当金の差額を

△貸倒引当金/受取利息で計上していく

  • Day18有価証券の評価

満期保有目的債券の償却原価法(利息法)を覚えてなかった・・・

  • Day19外貨建て取引

営業取引と資金取引でパターンを表にしてみる

時点 区分 差額の処理
取引以前 営業取引 差額なし
資金取引 直先差額を期間配分
取引後 営業取引 直々は当期
直先は期間配分
資金取引

 ※直直=取引時と予約時相場の差額

※直先=予約時と予約した先物相場の差額

  • Day20外貨建有価証券

これもたくさん場合があるので表にして覚える

種類 換算方法
売買目的有価証券 時価×CR
満期保有目的債券 償却原価法なし 取得原価×CR
償却原価法あり

償却額×AR※

償却原価×CR

関係会社株式 取得原価×HR
その他の有価証券 時価あり 時価×CR
時価不明 取得原価×CR

※ARなのは、利息は一年間の結果だから

 

  • Day21 商品売買の記帳方法 

総記法、小売棚卸法がわからず

総記法では商品勘定の借方に仕入原価を、貸方に売上(売価で)を記入する

これどんな商売で使うんだろ・・・

なんとなくだけど、会計システムがなかった時代に紙で帳簿付けしていた際に、この方法だと一発で色々出せるじゃん!みたいなノリで使われてたのかな?

小売棚卸法はこちらのブログが参考になりました

小売棚卸法 | 七転び八起きブログ ~成らぬは人の為さぬなりけり~

デパートやスーパーなど、大量の商品を扱う業態で利用される帳簿記入の方法です。
特徴は…
1 商品受入時に商品販売益を計上
2 商品は借方も貸方も売価で計上
3 外部報告のために、商品を原価で表示するために、決算整理で繰延販売益ACを計上して、商品を間接的にマイナスする。
仕入値引、割戻の際は、売価を変更しない場合は商品販売益をプラスする。

 また、小売業のシステムについてよい記事があったのでリンクを貼っておく

小売業における個別原価法とシステムとその先に - 急がば回れ、選ぶなら近道