人事の超プロが明かす評価基準 西尾 太
人事の超プロが明かす評価基準: 「できる人」と「認められる人」はどこが違うのか (単行本)
- 作者: 西尾太
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2015/11/20
- メディア: 単行本
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本書では、あらゆる企業に共通する絶対的・普遍的な評価基準を
45のコンピテンシーとして新人・一人前・チーフ・課長・部長・役員の
各階層ごとに設定し、その重要性を説明している。
評価、つまりリスペクト&トラストを受けるのは役職ではなく、
影響力だと言う点が分かりやすくて共感できる。
コンピテンシーの中では、自分としては
笑顔を絶やさず、安心感を与えるが大切だと思った。
しかもこれは、新人レベルでのコンピテンシーだ。
たしかに、やろうと思えば誰でもできること。
けれど、仕事が忙しくなったり役職があがるとこれほど
難しいものはない気がする。とはいえ、今できてないのに
いきなり出世してできるようになる性質のものではない。
今日からこれを実践していくこと。
給与が高く、他社から欲しがられる人材というのは、
こうした汎用性の高いコンピテンシーを持っているのだと思う。
本書の例では、プログラミングスキルの専門性を高めていくスペシャリスト
であれば、そのスキルが陳腐化すればさらに新しいスキル習得が
求められる。しかし、マネジメントなどの汎用スキルはあまり
陳腐化することはない。という例があった。
どちらが良いとかではない。
自分としては、人間性を磨き続けていきたいと思う。
そのうえで、当然ビジネスへも通じる必要がある。
また、紙に書いた目標しか達成されない。というのも面白かった。
書いて損はないし書いてみよう。
転職を考えている人にとっては良書です。