育児休暇1週間で気づいたことまとめ
12月14日~18日の5日間育児休暇を取得。
土日が休みなので、12日から20日までの合計9日間仕事を休みました。
息子は今月で生後6か月。
13日にTOEICがあったので12日・13日はそっちに専念。
その後14日から1週間朝・昼・晩のごはん担当することに。
その他はいつも通り、洗濯物を手伝ったり、掃除を手伝ったり、
子守をしたり、先月から始まった離乳食を作ったり。
16日の水曜日にはお昼から夕方18時まで奥さんに自由時間を
取ってもらうために、初めて息子と二人でお留守番を経験。
この休暇で非常に良い経験ができました。快く休暇を認めてくれた上司に感謝。
以下、気づいた点・学び。
家事・育児編
・離乳食がめちゃくちゃ大変。作るのも大変だし、食べさせるのも大変。
まず作るほうでは、おかゆや野菜(ジャガイモ・ニンジンなど)を作った。
おかゆ1週間分をすり鉢で作るのに1時間もかかった。野菜でも、小さく切って
茹でて、すり潰して、こしてでかなり身体的(特に手)にも時間的にも大変だった。
おかゆを購入してるママさんに対して「それくらいは作っても。。。」と
少し思っていたけれど、とんでもない。買ったほうがコスパ良いのだと
気付いた。あと、離乳食の棚がドラッグストアやスーパーに最近増えてきたと
感じるけれど、女性の社会進出増加傾向の今、今後ますます伸びていくと思う。
栄養バランスや食べさせていい時期などもあり、離乳食本がたくさんあるのも
うなずける。
そして、食べさせるのも大変。まずその時の赤ちゃんの機嫌に左右される。
ニコニコしてるときはいいけれど、ぐずっているときには永遠に終わらないんじゃ
というくらいなかなか食べてくれないし、ごはんをまき散らしてしまう 笑
ごはんも適温がどれくらいかよくわからないし、温めたら温めたで熱すぎて
冷ますのに時間がかかる。
・毎日朝昼晩ごはんを考えるのが大変。作るのももちろんそれなりに大変だけど、
一人暮らしもそれなりに経験して、料理はそれなりにできるので、さほど苦では
なかった。しかしながら、献立を“考える”のがこんなに大変だとは思わなかった。
いつも奥さんが朝ごはん食べてるときにはすでに夕飯の考え事をしていて、
「早いなぁ~」と思っていました。
いざ、1週間任されると、食材を余らせちゃいけないし、ワンパターンに
なってもいけないし、子供も見ながらで凝った料理に時間かけてもいられないし、
美味しいものを食べてほしいし、品目も1品料理じゃ申し訳ないし、
非常に大変でした。
世の中の多くの女性、そして主夫の男性が皆こんな苦労をしているとは、
信じられないくらいタフな家事でした。
こういった労働集約型でない家事は今後どんどん減る方向にあると思う。
・家事全般に言えることだけれど、非常にノウハウが必要で、
それが暗黙知となっているのでできない人が多いと思われる。
(もしくは書籍やTVで紹介されているけれど、多くの人に届いていない)
家事はやろうと思えば誰でもできる。でも、効率よく・適度に・日々やるのは
至難の業。
また、普段奥さんが家事をしており夫がそれを代わるor手伝う場合、
ダメ出しをほぼされるがそれは当然で、家事にも仕事でいう引継ぎは絶対に
必要なことだ。洗濯物のたたみ方ひとつとっても、違いはあって当然なのだ。
しかしながら、そうしたことをひとつひとつ文書やビジュアル化をして形式知に
するのはなかなかコスパが悪い。こうしたそれぞれの家事について、
うちはこうやっている、というのを家事ひとつひとつ選択していけば、
我が家のマニュアルになる、みたいなアプリやサイトがあれば、
家事の標準化につながると思う。今後家事の外注化が進むことも考えれば
ニーズは絶対あると思う。
・家事も突き詰めると効率化をいかにできるかが大切。例えばごみ箱の位置を
1メートル変えるだけで、1回あたり3歩減らせたりする。
日本の工場ではよくこうした、1歩を削減する取り組みがされている。
なぜなら1回1歩でも1日に3回する作業であれば年間1,000歩削減できるからだ。
家事についても同じことが言える。
工場のようにこの1歩が削減できるかで、大きく変わることがたくさんある。
今後はこのような家庭内に工場のノウハウを持ち込んだ、新しい
効率化コンサルタントが重宝される時代がくると思う。
現状のTVなどでよくある「5分で汚れが~~」とか
「簡単に○○!!」みたいなのよりもよほど理論的で効果がありそう。
女性が仕事をし始め、男性が家事にかかわり始め、そうした
仕事術×家事、の分野は今後もっと発展しそう。
・上に関連して家事はひとつの会社経営のようだとも思う。
労働力・資金・時間などの制約がある中で成果を最大限にしていく。
その中で、より成果を出すために
人の力(夫や実家など)
情報(近所のママ友やTV、ブログ)
などを活用していく。
人の力では例えば夫と家事の負担などについて交渉力が必要だし、
協力を仰ぐ実家とはコミュニケーション力が求められる。
情報についても、いかに有用な情報を手に入れるかは死活問題だ。
また、PDCAを適度に回し、改善していくことが必須。
さらには、資金運用やお金の管理を任されたりもする。
そして、家庭内の状況は刻一刻と変わっていく。子供の成長や第二子誕生、
夫の転勤や親の介護・病気などなど。
これらをこなすにはかなりのスキルが必要とされる。
・マルチタスク。奥さんはよくご飯を作りながらTVを聞きつつ、子供も見つつ、
さらに洗濯やちょっとした掃除なども時には同時にこなす。
ひとつのことに集中しがちな自分にはとても真似できない。
現在の自分の業務でも、複数案件が同時に舞い込むことはあるが、
同時にやるとミスが起きやすいため優先順位をつけて、ひとつひとつこなしている。
今後はこのマルチタスクをこなす能力をいかに身に着けるか考えてみたい。
・家電のありがたさ。家電はすごい。よくTVとかで奥さんが夫に家電を
ねだって、渋られるみたいのがあったりするけど、ぜひ買ってほしい。
我が家ではルンバと食器洗い機がブレークスルーを起こしてくれた。
時間はお金で買えないというが、こうした家電は人生にゆとりを
与えてくれるだけでなく、面倒で冬には手荒れの原因ともなる作業を
代わってくれる大変ありがたい代物だ。